草刈り・墓掃除・空き家管理など便利屋稼業を田舎でやってみる

墓参り

草刈り墓掃除空き家管理などの代行業務は、「里山年金」を実現するための一つの有望な選択肢でしょう。簡単にいうと、一種の便利屋的仕事です。この仕事はさすがに里山に定住しなければきついかと思いますが、定年後、地域のために割り切ってやれば十分成り立つ仕事だといえます。また田舎では、口コミのネットワークがありますので、高齢者の耳にはすぐ届くことになります。

まず草刈りの需要は地方の高齢化により年々増えています。高齢化によって肉体労働が難しくなった地域の住民は、草刈りなどの庭の手入れに代行業者を頼む傾向があります。都市部から里山に移住する人々も増えているため、彼らが所有する土地の草刈りなどを代行する需要もあります。よくシルバー人材に頼めばよいといわれますが、そのサービス自体が大人気でキャンセル待ちという状況であったりします。

一例としては、当校の圃場は約3反(3000㎡)ありますが、元々2メートルほどの草が生い茂った耕作放棄地でした。ここを貸していただく前に、近くの方が雇われ、草を刈り取ったのですが、その際の金額が10万円だったそうです。ちなみに借りた金額は、年1万円です。自動草刈り機だけでは、少し厳しい感もありますが、就農していたら補助金を半額もらい、高性能の自走式草刈機を買ってもすぐに元がとれるようです。

また子や孫の都市への移住増加に伴い、墓掃除や空き家管理の需要も拡大しています。都市部に住む人々が故郷の墓参りや墓掃除をすることが難しくなったため、代行業者に依頼するケースが増えています。また、都市部に住みながら田舎に空き家を所有している人々も増えており、定期的な点検や管理が求められます。

これらの代行業務は、ふるさと納税としての利用も可能です。地域住民がふるさと納税によって地域の活性化を図る一方で、都市住民も里山での活動に関心を持っています。そのため、草刈りや墓掃除、空き家管理などの代行業務をふるさと納税の対象として提供することで、双方に利益をもたらすことができます。

さらに、草刈りや墓掃除、空き家管理などの代行業務を中心にした仕事は、需要が増えており、代行業者や専門業者が増加しています。例えば、蜂の巣駆除などの特殊な業務も代行サービスの一環として提供されています。これらの仕事は、技術や知識が必要な場合もありますが、需要の高まりによって小さいながら成長する市場となっています。

定年後を見据えて、固定の仕事に決めることなく、地域の便利屋として徐々に顔をひろげながら、職種を増やしていくにも面白そうです。

 ポイント 

?? 高齢化の波は全国ですが、 ?️特に田舎の人手不足は深刻です?⏳長い期間をかけて、地域に溶け込むことで、?様々な仕事を受けることができるでしょう?️✨