タケノコ・メンマで年60万売り上げる
タケノコ・メンマの魅力は、現在の国内市場での需要の高さにあります。実際、現在のメンマの流通量は、輸入品がほとんどを占めており、国産のメンマに対する需要は非常に高い状況です。これは、国産のメンマが中国産と比べて風味や味に優れていることが要因となっています。国内で需要が高いメンマ市場において、品質の良い国産メンマは非常に価値があります。消費者は安心・安全な国産品を求めており、その需要を満たすことができるポジションに立つことができます。
一般的にタケノコは、3月から5月の三カ月間、竹林でどんどん生えてくるので根から切って、道の駅などで販売します。二人の農家の方々に聞きましたが、おおよそシーズンで60万円ほどの収益となるようです。竹林は、地域にいくらでもあるので、就農していれば知り合った近隣の人や農家に頼めば、喜んで紹介してくれるでしょう。ただで利用させてもらうのも、どうかと思いますので、条件として竹林を整備するというのもよいでしょうし、売上からいくばくかを支払うのもよいでしょう。ただ問題は、とても朝が早いことと獣害対策が必要な点です。
さて、メンマの作り方ですが、メンマは幼竹というタケノコが大きくなり、竹になる前のものを利用します。2メートルくらいの幼竹で、おおよそ、2万円くらいになると言われていますので、こちらもかなりよい売上となります。この金額だと一見高すぎるように見えますが、実は500gパック詰めを350円程度で売っているため、必ずしも高いものではありません。加工することで、半年間ほど道の駅に並べて置くことも可能なため、タケノコより長い期間売ることが可能となります。実際に当校生徒がメンマ作りに挑戦していますので、今秋が楽しみです。
タケノコ、メンマは一度、竹林を整備してしまえば、長期間採取できる、まさに里山資源の代表格だといえるでしょう。昔は田舎では、竹林を持っているということが、自慢だったと聞きますが、今では完全に負動産となってしまっています。実際ほとんどの竹林は荒れたままとなり、田舎の高齢化で、さらにそれが加速している訳ですから、それらを私たちが活用し、収益化するということは重要だと思います。
?✨ 毎年、シーズン前に竹林を整備することで、?タケノコが採れやすい環境を作れます? ?また獣害対策も行う必要がある場所もあります??