当校の特徴
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当校の特徴
当校は、兼業就農に特化した学校ですので、本業との両立を前提に考え、原則平日夜20時からのZOOM遠隔授業(アーカイブ配信あり)と月4回程度の週末土日開催研修を前提としています。座学は通学の利便性を考え、千葉市のセミナールームで全3回開催します。学校の研修農場は睦沢町妙楽寺に用意しています(月2回程度)交通手段のない人に対しては、近隣駅からの送迎や乗合もあるので、心配は不要です。また茨城県水戸市日本農業実践学園において栽培研修もあります。授業期間は約3カ月全75時間(座学+実習)、全50時間(ZOOM)です。
現在、農地取得申請書式等のの書き方講座も行うため、首都圏全域対象で就農を希望される方のサポートも行い、実際に就農されています。
また生徒は、自分の農に関わる各種研究会活動を通じて、グループウェアを利用して継続的に相互研鑽を行っています。現在、省力栽培(オリーブ、省力作物など)・自然栽培(稲作、放牧、不耕起、慣行栽培など)・6次産業化(農地キャンプ、農家レストラン、営農型太陽光など)の3つの主要研究会が存在します。また自由参加にて農地活用、農家節税、農福連携の研究会を開催しています。
また当校では、卒業という概念をなくしたので三カ月で一端修了はしますが、その後修了生は各種ZOOM授業参加、研究会参加、実地参加が可能です(原則、無償ですが実費がある場合徴収します・数千円程度)
特徴1 就農までの道のりをワンストップで支援
当校では、農業への第一歩として、栽培技術だけでなく、法的な農家になるためのプロセスに特に重点を置いています。兼業就農に際しては、農業委員会の認可が難しいのが現状です。そこで、当校のカリキュラムは、農地取得や必要な申請方法など、法的な側面に焦点を当て、支援します。さらに、通常軽視されがちなマーケティングや節税に関する知識も提供しています。
しかし、当校のサポートは栽培技術にも及びます。3カ月の週末コースだけで栽培のすべてを学ぶことは難しく、また農業の季節性により、一定期間で学べる作物が限られてしまいます。そこで、カリキュラム終了後も、無料で継続的な支援、援農地の提供や、臨時講義への参加機会を提供しています。これにより、学びを深め、実践的な経験を積むことが可能です。
特徴2 無理のない移住や二拠点生活の提案
無理のない移住や二拠点生活を望む方々へ、当校は独自のサポート体制を整えています。移住のリスクを最小限に抑えるため、まずは週末農業から始め、地域との絆を深めていく「関係人口化」を推奨しています。問題がなければ、段階を追って完全移住へと進むことができます。この過程全体を、学校でサポートしてきました。農地の斡旋も含め、皆さんが農業を通じて新たな生活を始められるように努めています。また、完全な移住に至らない場合でも、二拠点生活という選択肢があります。これにより、都市と農村、二つの生活圏を実現することが可能です。私たちは、一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な支援を心掛けています。
特徴3 耕作放棄地解消・担い手不足などの農村問題解決
兼業農家は、すぐに収益を上げなければならない必要が少ないため、耕作放棄地を活用するもできます。結果的に小さいながら農地を有効に使い、地域の農業を支えることになっています。これは、兼業就農を支援するという今までにない事業を行ってきたため、はじめてわかったことばかりです。より兼業農家の特徴を生かして、里山を盛り上げて行きたいと考えています。
田舎での就農を始めることは、地域の人々との深い関係性を築く第一歩になります。時間が経過するにつれて、地域の高齢農家から農地や機械を引き継ぐ機会が生まれることもあります。結果的に、金銭的リスクを抑えつつ、ゆっくりと農業資産を手に入れていくことが可能です。
生徒が集中的に近隣で就農することで、農業機械の共有や作業の分担が可能になります。例えば、睦沢町では移住した修了生が田んぼの水管理を行っているなど、共同作業による効率化が進んでいます。これにより、兼業就農のデメリットをさらに軽減させることとなっています。
初期投資を抑えるために、資材の共同購入や週末の援農活動を生徒同士で行っています。現在は、一回10人近くが集まり、情報交換や技術指導の場が自然と生まれ、新たな農業コミュニティの形成に寄与しています。この取り組みは、農村地域の活性化と問題解決に繋がっています。
特徴4 千葉の特性を生かした6次産業化+農起業
千葉県は、年間1.8億人を超える入込客数を持ち、首都圏からのアクセスの良さを生かして、大きな県としてのポテンシャルを秘めています。この地理的利点は、観光農業や体験農業にとって大きなチャンスです。また、首都圏に近いことから、野菜を始めとする農産物の通販事業においても、送料が安くなりますさらに、東京の近さは、軽トラックを使った出店を容易にします。これらの特性を活かした6次産業化と農起業は、あなたの農業をさらに豊かで魅力的なものに変えることでしょう。この千葉を中心に首都圏で就農することで有利な立場で事業を行えます。
特徴5 日本唯一のコミュニティへの参加
日本には専業農家を中心としたコミュニティは数多く存在しますが、兼業農家専用のコミュニティはありません。そのため同じような兼業農家の方々が集まりやすい日本で唯一の場所となっています。このコミュニティでは、グループウェアを活用し、修了後もメンバー同士の情報交換やイベントの案内が可能です。実際、月間で100通以上の様々な情報が共有されており、兼業農家にとって役立つ最新情報が常に更新されています。
兼業就農を強力に後押しする8つの特徴👨🌾
- ネット販売、農泊、農家レストラン、ソーラーシェアリング(営農型太陽光)、省力栽培など兼業就農向け実践講座🍅
- 農業学校講師等による技術指導(水戸市/日曜日)🥗
- 行政及び当社サポートによる農地取得支援(首都圏全域)🍆
- 当校研修農地での実践(睦沢町)?
- 行政担当による営農計画作成指導(千葉県)🌾
- アーカイブされた講義や各種就農資料のネット配信📺
- 修了後もグループウェアを通じて学習環境の継続🏫
- 日本唯一、兼業就農を目指す仲間との出会い🤗
他の農学校との大きな違いについて
一般的な農業の学校と当校の大きな違いを説明します。前者は、栽培を中心としたカリキュラムにて授業を行います。また対象を専業農家を中心に置いています。専業就農をする場合には、法的な農家資格をとることがそれほど難しくはないため、農家資格の取得に重きが置かれていません。一方で、当校では本業があって兼業就農することを前提としているため、農家資格の取得を最優先し、栽培物も限られた日数、時間の中でできるものを中心に講義しています。また限定された時間と努力で収益を高めるために6次産業化や省力栽培に主軸を置いています。日程も週末祝日中心で、平日はZOOMによる遠隔授業を行っています。
前者には、前者の良さがあり、栽培を中心に学ぶことは専業農家にとって最も重要なことです。しかし一方で仕事をやめられない就農希望者にとって、法的に農家資格を取得しようとするとそのことは教えていないというギャップに悩むこととなります。そのため、学校選びには、直近で専業農家として就農を学ぶのか、定年後の10数年、兼業農家となる前提で学ぶのかを見極める必要があるのです。
チバニアン兼業農学校圃場
宿所・川駒館
当校生徒は、一日1500円で宿泊が可能です。ただし布団はありません。
ハロウィンカボチャ
ハロウィン用のかぼちゃを実験的に栽培しています。
農家レストラン
兼業農家らしく、土日だけの営業を前提とし、設備も最小限を予定しており、イメージとしては野原で行うバーベキュー場です。限られた予算の中でいかにいいものを提供し、修了生が再現できるかに重きを置いています。
早生桐
通常の桐より、早く3年から5年で収穫ができる早生桐の実験的栽培をルートプラスポットにて行っています。
華麗米・カレー畑
カレーの具、そして米を作るをコンセプトに、じゃがいも、人参、玉ねぎなどの野菜だけを作るテーマ畑を予定しています。また日本カレー専用の米を栽培し、スパイス以外を作ろうとしています。
ポップコーン
実は、コーンからポップコーンを栽培することは可能です。このポップコーンは道の駅で週末だけ販売し、兼業農家の直接的な収益を実証します。
菌ちゃん農法実験農場
自然栽培の畝を作り、無肥料で野菜を栽培する「菌ちゃん農法」―実際にどのようなものかを人に見てもらうために実験農場を圃場内で検証しています。
椎茸場、養蜂、ピザ窯・畑、もち米
椎茸場では、ほだ木による自然栽培、また生徒による日本蜜蜂の養蜂、ピザを焼くピザ窯を予定しています。また年末生徒が集まって餅をつくためにもち米も栽培しています。ピザ畑では、ピザの具になる野菜を生徒が栽培しています。
ポットオリーブ、生徒畑
修了生が栽培している300本のポットオリーブ、そしてさつま芋を植えている畑があります。
当校の参加団体・プロジェクト
当校では、兼業就農に役立つ様々な情報を届けるために、各種団体に所属し、研鑽を積んでいます。
- 「野菜を食べようプロジェクト」:農林水産省🥗
- 野菜を食べることで健康増進。当校では、当プロジェクトに参加しています。
- 「Let’s!和ごはんプロジェクト」:農林水産省🍚
- 歴史や文化を重視する当校では、当プロジェクトに参加し、和風の食事を奨励しています。
- あふの環プロジェクトメンバー:農林水産省🌻
- 食と農林水産業のサステナビリティを考えるプロジェクトに参加しています。
- 千葉県古民家再生協会🏚️
- 年に一度、会長に当校で講義をして頂いています。
- 山口型放牧研究会🐂
- 耕作放棄地の切り札である山口型放牧の研究会です。
- 純国産メンマプロジェクト🎍
- 竹害を防ぐためにも竹の活用は重要です。毎年、竹の時期には学校圃場裏の竹でメンマを作っています。
- 日本在来種みつばちの会🐝
- 当校でも日本みちばちを研究するために入会しています。
- 一般社団法人ソーラーシェアリング推進連盟🌞
- 営農型太陽光を推進する協会です。