空き家の再生は、これからたくさんでる里山の資源

空家再生

近年、日本全国で空き家が増加し続けています。特に田舎では、人口減少や都市への人口集中などの要因により、空き家の数が急増しています。この急激に増加する空き家を利用することで収益化する方法を説明します。

田舎の空き家は、一般的に格安で賃貸することができます。これは、空き家所有者が家屋の維持費や税金を支払うために、賃貸収入を得ることを望むためです。そのため、サラリーマンなどの首都圏在住者にとっては、手頃な家賃で田舎での生活を始めることができます。

またよく古民家を改築してみたいという夢を語る方もいらっしゃいますが、古民家は、おおよそ100年以上経った建物と定義付けられ、再生には、新築と同様の費用がかかることがあります。それ以外でも古い建物の修繕や改装にはコストがかかるため、購入を検討する際には注意が必要です。

「里山年金」の一つのポイントは、格安の指値(こちらで価格を決めること、一般的には案内された価格より安い)を提案し、空き家所有者との交渉を行うことです。このような空き家の売買は、地域のコミュティの中だけで、知らされることが多く、外の人にはわからないようになっています。

当校の生徒の一人も、築50年程度の分譲家屋をどんな家屋でも100万円と指値をして、購入したものをDIYで修繕し、月5万円程度で貸し出し、収益をあげている例があります。価格面での調整や条件の合意が成立すれば、空き家を手に入れることができるでしょう。もし条件が合わない場合でも、次の空き家へと移動することも可能です。空き家は数多く存在するので、想像より高い価格であれば、買わなければいいだけの話なのです。供給が過多のため、こちらが強い立場となるのです。

また、空き家の修繕については、前述のようにDIYで行うこともできます。空き家の修復や改装には、自分自身で工事や内装の手配を行うこともできます。これにより、コストを抑えつつ、自分のアイデアや好みに合わせた空き家の再生が可能となるでしょう。また、DIYの過程での手作業や工夫は、新たな趣味や技術の習得にも繋がります。YOUTUBEでもたくさんの素人が再生をDIYで行っているので、ぜひ参考にするとよいでしょう。

当校の修了生の一人も睦沢町の道の駅から徒歩5分で、家屋付山林5000平米を70万円で購入し、現在ご夫婦でリノベーションを実施中です。道の駅には、温泉もあり、コンビニエンスストアも近く、とてもよい土地を格安で手に入れたようです。民泊や合宿での活用方法を考えられているようですが、やはり初期費用が安いというのが里山の魅力だと言えるでしょう。

空き家の利用方法として、千葉県南房総市にあるヤマナハウスのような活用も検討できます。ヤマナハウスは、山間部や田舎の空き家をリノベーションして、宿泊施設やカフェ、アートスペースなどとして活用する取り組みです。これにより、観光客や地域住民が集まり、地域活性化にも貢献をしています。ヤマナハウスのような活用には、空き家所有者との交渉や資金の調達、リノベーションの計画などが必要ですが、地域の魅力や資源を活かしながら新たなビジネスや交流の場を作り出すことができます。