定年後の仕事、アルバイトは農業がおススメだ。

目次
農業を定年後の仕事にしよう。

昨今、コンビニに行くとスタッフが高齢化しているのが、明らかにうかがえる。70代の老人が、褐色の留学生にレジ操作を教えてもらっているのを見るとなんだかとても痛々しい。デニーズに行くとここでもまた老女数人がホールを回している。もともとデニーズの制服が高齢者向けに合わせてある筈もなく、働くことは良いことなのだが、せめて制服くらいは年相応のものに変えて欲しいと要望したいくらいだ。しかしこの状況は、まだ入口にしか過ぎない。日本は、きちんと人口動態から高齢化し、今後は高齢者で仕事の奪い合いになる世界も予想に難くない。
定年後の仕事になぜ農業が向くのか?

農業で定年後の人が派手な儲けを生み出すことは難しいのが現実ではある。ただし、月10~20万程度のコンビニアルバイト程度の収益を上げることは、それほど難しくない。僕自身が50歳からの就農を提唱しているのは10年間あれば、経験を積むこともでき、それなりに年数のかかるオリーブ等の果樹も十分な収穫を見込めることとなる。また観光農園やイベント集客などの知見も身につけるには十分な期間であろう。
ローリスク、ミドルリターンの定年後の仕事

例えば、取り上げたオリーブに関しては、1反40本を植えた場合に、6年後くらいから40万の収益が見込める。毎年の主な作業は、草刈りや施肥である。逆算すれば、3反あれば120万の収益を見込めることとなる。それで月10万円だ。まったくの派手さはないが、趣味としても素晴らしいし、健康的にもよい。個人的にはオリーブ園にピザ窯を用意し、自家製野菜とオリーブのイベントは十分な集客はできるだろう。なお、オリーブはとても人気なので、収穫体験でそのまま販売したり、ふるさと納税で知り合いに買ってもらうとさらに金額はアップする。
独立的な農業こそ、定年後の仕事には理想だよd[×・-・]b

定年後の仕事として起業やフランチャイズなども考えられるが、やはりリスクは高く、自身の生存年齢がわからない状況で退職金を投じてチャレンジするべきではない。また農業をやることで必然的に田舎に行くことになるので家賃なども抑えられ、毎日外にでることで医者も不要となるだろう。独立的に自分で調整することで、80歳を超えても作業ができるのも魅力だ。また家族で協力できる点や子供や孫にふるさとを作ってあげられることもよい点ではないだろうか?少なくとも農業では、退職金をすべて失って老後破産するような状況にはならないはずだ。
定年後の仕事・ロールモデルを提案する

チバニアン兼業農学校では、現在「50歳からの就農」を提案することに力を入れている。50代より、少しずつはじめて定年後までに収益や技術をストックすることを目指しているからだよ。再雇用終了後、65歳からの就農では遅い。農業は何度か四季を体験することや地域との関係性を高めること自体が重要だからだ。下記にデーターを掲載したが、恐ろしいほど体力は落ちる、特にデスクワーク中心の仕事で落ちないはずがない。
- 参考
- 体力とは|健康長寿ネット
農業アルバイトはストレス解消によい。

定年後、農業のアルバイトをすることは、自然の中で体を動かすこととなるので、ストレス解消にとてもよいことが各種研究でも紹介されています。また農業アルバイトは、通常の大手企業などと違い、小規模の農家で行うこともあり、野菜をもらったり、食事がでる場合も多いようです。一般的には、3K職業といわれ、労働力の確保に困っている業界なので、仕事アプリなどを利用して、探すといいでしょう。
その他有望な定年後の仕事3選

ドローンは、学校でも実証をやっているのだが、かなり有望な仕事だといえます。基本的には稲作の農薬散布が主となるので、作業時期は、7月~8月の2カ月間となります。当校の経験では、行政から仕事をとってくる仲介業者が支払う対価は、1ヘクタールあたり7000円~9000円で、一日に約10ヘクタールはできます。そのため、一日あたり約10万円程度の収益となります。これで、40日働ければ、400万の収益となるので、期間限定のちょっとした事業といえるかもしれません。
ただし、注意点は、初期投資に最低でも150万円ほどのドローン投資が必要です。また補助者を用意しないとならないので、この給与も支払う必要があります。また初期はかなり練習しないと実践で緊張で手が動かなくなりますので、注意してください。
自分が稲作農家としてやっている際には、近隣農家から直接頼まれることもありますので、その場合には1aあたり2000円くらいで受ければ、年々増えていくことになるでしょう。
露天販売(道の駅等)集客力のある道の駅の前で、ポップコーンの露天販売を検討しています。ポップコーンを選んだ理由は、道の駅で扱っていないということと、一定の人気があり、原価が安いからです。
特に畑で、ご当地産のポップコーンを作り、一盛りを500円で販売し、一日200個ほど売れないだろうかと考えています。基本的には兼業農家なので、営業するのは週末だけです。一日の売上を10万円として、手数料を15%とすると85000円の売上となり、こちらもドローン並みの収益となりそうです。
露天販売の問題は、道の駅の集客力や天気により、売上がかなり左右される点です。しかし経験を積み重ねていくうちに、おおよその手法が確立されていくでしょう。地産地消の商材は、道の駅にぴったりの商材だと思います。ぜひ、アイデアを頭を悩ませて考えてみてください。
農家レストラン僕の提案で、農地でピザの農家レストランを目指す修了生がいます。農地で農家レストランを作る要件は、レストランで使う食料の51%以上の量か、価格を超える土地産のものを使うことです。
ピザは基本的に野菜がメインとなるので、ピザ生地の小麦から作り、アスパラガスやじゃがいも、ほうれん草、その他ピザで使うものだけの「ピザ畑」をつくり、体験農業としてピザの提供を検討しています。
農地は、広い空間的価値も持っていますので、露天にテーブルを並べ、ピザ窯を用意し、そこで自分で収穫し、そして焼くという経験は、今流行りのコト消費となり、インスタ映えもします。
収益としては、1人4000円程度で収穫し放題、食べ放題のような売り方で、一日30人くらいは受入れが可能なのではないでしょうか?
チバニアン兼業農学校では、今後もこの項目はどんどんと追加していきたいと考えています。
里山年金の作り方
50代からの就農ということで、本書「里山年金の作り方」では、里山資源、就農を通じての具体的な収益源を公開しているので、ぜひご一読ください。KINDLE読み放題では、常に無料で読めます。また当校無料オンライン説明会参加者全員にPDFとして無料プレゼントしています。