サラリーマン兼業農家と節税

兼業農家になると本業農+ということで収益が上がることは、何度も書いてきたけれど、そもそも兼業農家という個人事業主になることで節税になることはあまり説明して来なかったかも(‘_’)

先日も、今度授業をお願いする自分でも農業に従事する税理士さんとお話をしたが、やはり僕の目論見通り、個人事業主となることにより損益通算ができるため、節税になるだろうと聞いたよ。

通常、個人事業主の事業の中に、本業のサラリーマンと農業者という立場が含まれ、この両社の損益を通算することにより、通常は農業の初期投資などがかさむことと、様々な経費がかかるため、それらを合算すると本業の時のみよりは、税金が低くなることにある。

誰もが個人事業主になれば、節税になるからと言って、太陽光事業程度ならばよいが、YOUTUBERやせどりでなかなか申請は難しいよね、だが、農業ならば堂々と出せる類の事業にもなり、数年単位ではなく、十年単位で考えられる、つまり定年後など。そういうことからもこの個人事業主となり、もちろん脱税ではなく、個人事業として適正な節税を行うことに問題はないと思う。またこのこと自体授業で行うけれど、やはり増やす方が大変で減らす方が楽という単純な側面もあるね|ェ・]y-~

国税庁の損益通算問題の動向

国税庁が現在、サラリーマンの副業を原則認めない方針を出してきており、副業としての条件は300万円以上の売り上げとしている。これはもともとサラリーマンが個人事業主として青色申告をだして、副業での赤字を本業での黒字と損益通算してきたことを禁じることが目的とされている。

しかし一方で、果たして農業も同列にすることが可能なのだろうかという問題がある。そもそも農業者で損益通算を活用している人たちは、地方の人が多く、この仕組みが活用できることで、稲作などや地域を守ってきたという経緯があり、これが禁じられると一挙に離農が進む可能性がある。そのため識者の中でも農業は適用外とする人もいる。地方で300万円の年収にも届かない場合も多い。

この件に関しては、今後も動向を見守っていきたい。