農地再生

農地再生は、増え続ける耕作放棄地を解消し、価値の高いものとする事業です。日本中に溢れる耕作放棄地の再生や活用により、地域の農業活動の活性化や収益の向上を図ることが目的です。

「里山年金」の一環として、収益が見込める場合には農地転用も行います。耕作放棄地を活用することで、畑や農園、果樹園などの生産や農業関連の施設として再生します。また、農地転用が可能な場合には、雑種地として他者に販売することも可能です。これにより、農地の有効活用と収益化を実現することができます。

著者の経験では、市原市小湊駅近くの農地を200万円で購入し、農地転用を行い宅地として転売することで、価値が10倍以上になりました。たまたま同農地が、条例変更で宅地化が可能になった故のチャンスでしたが、このような成功事例からも、農地再生と農地転用のポテンシャルの高さが示されています。

また農地再生においては、賃貸金額は年数万円ですが、農地にある貸看板などを設置することも可能です。周辺の交通量や観光地へのアクセスが良い農地に設置された看板は、地域の宣伝や広告効果が期待できます。また道案内として利用する場合もあります。年間にわたって貸し出すことで、追加の収益源となることがあります。

農地の値段が安い理由は、そもそも農地利用しかできないことです。耕作が放棄され、雑草が蔓延っている場所は、格安になります。ただこの農地利用の中に農家レストランや道の駅、農家住宅、分家住宅、体験農場、営農型太陽光発電施設などが含まれるため、このような活用を行えば、再生した農地を価値の高いものに転換することができるのです。