「里山年金」という新たな収入源の概念
「里山年金」という言葉は、10年先、定年後の生活を豊かにするためのライフスタイルの一つとして考えるとよいかもしれません。大都市圏在住の50代にとって、大都市近郊に拠点や移住先を見つけることで、退職後の生活の質を大きく向上させる選択となります。
さらにわかりやすく定義すると「里山年金」とは、作物の収益だけでなく、田舎(=里山)にある様々な資源を利用して、最小限の費用や手間で定年後に収益を上げることを目指します。具体的には、農業を行うだけでなく、地域の自然や文化を生かした観光事業や、地域産品の加工・販売なども組み合わせます。
農業における農家住宅や新規農地取得といった農業者特権を最大限活用し、農地や設備を賢く活用して収益を得ることも重要です。これらの手法は、一定の投資を必要としますが、それほど高額ではなく、一部例外もありますが、数十万円単位がほとんどです。小資本で長期的に安定した収益を生む基盤を築くことができます。
また、現役時代に培ったビジネススキルや人脈を活用し、農産物や地域資源を市場に売り込むことが求められます。たとえば、首都圏での人脈を活かして地方の特産品を高く販売したり、都会の観光客を呼び込むイベントを企画するなどが考えられます。シンプルに田舎にいれば、後継者不足の農家からすべて引き継いで、指導までしてもらって、小規模起業するということも可能でしょう。
さらに、就農を通じて個人事業主となることで、税制上のメリットも享受できます。損益通算を活用して、収入と支出を巧みにバランスさせることで、節税効果を最大限に引き出すことが可能です。これは本業をやめない故に得られるサラリーマンならではの特権です。
さて、「里山年金」を実現するために、具体的なステップとしてはまず、現役時代に兼業就農を始め、地域との関わりを深めながら農地を手に入れることが基本となります。また、市町村の農業委員会や農協などの地域の組織とも連携し、様々な支援を受けながら進めていくことが重要です。
次に、農業技術を学ぶ必要があります。農業学校や研修施設での勉強、ベテラン農家のもとでの実習などを通じて、必要な知識と技術を身につけましょう。そして、自分が生産する商品やサービスに独自性を持たせ、市場での競争力を確保しましょう。
また、定年後に本格的に活動するにあたっては、事業計画の策定や資金調達など、ビジネス面での準備も欠かせません。地域金融機関や各種補助金、助成金を活用して、事業の拡大を目指しましょう。
さらに、SNSやウェブサイトを活用してPR活動を行うなど、地域外に向けた情報発信も行ってください。これにより、販売ルートを拡大し、自身のブランド力を上げることができます。
こうした取り組みを通じて、「里山年金」で毎月約10万円以上の収益と、約5万円程度の節約効果をもたらすことが可能です。合計で、+15万円あれば、年金とあわせて十分幸せに暮らせる金額となるのではないでしょうか?
首都圏在住の50代の方々にとって、兼業就農という選択は、これからの人生において新しい価値を生み出す大きなチャンスです。「里山年金」を理解し、具体的な行動に移すことで、より豊かで充実した定年後の生活を実現する手助けにすることができます。将来を見据え、今から計画を練り、実際に行動に移しましょう。
?日本が国家として低迷する時代において、?全く新たな収益源というのは、?意外に昔ながらの里山にあるものです✨