コロナ禍で盛り上がる移住志向とその壁

新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活様式や価値観は大きく変化しました。その一つが「移住志向」の高まりです。内閣府の調査によれば、都内在住者の約半数がコロナ禍を経て、移住を希望すると回答しました。

しかし、実際に移住、そして更なるステップとして就農を考えてみると、多くの懸念が頭をよぎります。給与が減ること仕事内容が変わること新たな住まいを確保する方法移住のきっかけがないこと、そして移動費用がかかることなど、農水省の調査でもこれらが就農に踏み切れない理由としてあげられています。

さらに、これら多くの懸念があることから、家族からの理解を得られないケースも少なくありません。しかし、これらの問題を克服し、新たな生活の一歩を踏み出すための方法が存在します。それが、「都市圏からの兼業就農」です。

都市圏からの兼業就農を選ぶことで、生活の安定と新たな挑戦を両立することが可能になります。都市部での仕事を継続しながら、新たな生活の場である田舎で農業を始めることで、経済的な安定と新たな生活スタイルを同時に手に入れることができるのです。

さらに、農業者となることで利用できる各種の特権も存在します。例えば、税制上の優遇措置や、農産物の直売所を利用した販売機会地域の共同体への参加などです。これらは、新たな生活を始める上での大きな収入的な支えとなります。

そして、これらの特権を最大限に活用するための具体的な方法が、私が提唱する「里山年金」です。「里山年金」は、農業だけではなく、田舎の様々な資源から収入を安定的に得るための仕組みであり、その際、兼業就農者が経済的な安定を得ながら、新たな生活スタイルを築く上での一助となります。

それに加えて、農業は現在急激な高齢化と人口減少により疲弊し続けています。重要な産業でありながらも人手が不足しているこの状況は、新たに挑戦する者にとって、とても有利な環境を作り出しています。

今後の章では具体的に兼業就農の魅力や、新たな挑戦者にとって有利な環境をどう活用していくかを解説しながら、新たな生活スタイルを築く上でのヒントを提供していきます。50代からの挑戦ですから、大きなリスクを背負う訳にはいきませんが、不安を抱えつつも新たな一歩を踏み出す勇気を持つことで、新しい可能性が広がることでしょう。

 ポイント 

?? 千葉で就農するのであれば、? ?それは移住ではなく、引越しとなりますが、? ?それでも十分同じ状況を楽しめるはずです。✨?