現代農業、ほぼ唯一の農業月刊誌は読むべきだ!
雑誌「現代農業」は、一般社団法人農村漁村文化協会が、発行する農業に関する月刊雑誌です。日本では、ほぼ唯一の農業に関する専門の月刊誌です。
この本の大きな特徴は、実践的な農業に関する様々なトピックスを紹介していることで、同誌がもっとも継続的に古くから発信している書籍だと思われます。
一般社団法人農山漁村文化協会の新しい取り組み
一般社団法人農山漁村文化協会(略称:農文協)は、2023年8月号から、月刊「現代農業」の電子書籍版の配信を開始します。
月刊「現代農業」について「現代農業」は農家が制作する雑誌で、農家の知恵と技を共有するための総合実用月刊誌です。2020年には創刊100年を迎え、日本全国の農家や生産者、教育機関などに愛されています。豊富な知恵やネットで見つけることができない技術や知識が特徴です。
元々、農業者の人口が減っていることが残念ですが、本当に多くの農業者に愛されている雑誌です。米が日本人の魂とするならば、その魂に最も話しかけてきた雑誌が、「現代農業」と行っても全く過言ではありません。
月刊『現代農業』の特集
年に3回の特集号があり、農業に関する重要なテーマを取り上げます。
2月:品種選び
6月:減農薬
10月:土壌肥料
読者参加型イベント農文協は「タネ交換会」と「バケツイネ選手権」という読者参加型のイベントも開催しています。「バケツイネ選手権」は、1粒の種を増やす競技で、幅広い年齢層からの参加があります。「タネ交換会」は、自分で採った種を交換するイベントで、貴重な種を守るための取り組みです。もはや、一般の人の興味など完全に無視した農業者だけのための記事。それが「現代農業」ならではでしょう。本当の必要な人に本当に必要な情報を届けるためには、全方位的な一般受けする記事は必要ない、それが本書の目的で、誰が見えても潔く、すっきりしています。
電子書籍版の発行背景「現代農業」は、農家を中心とした読者に支えられてきましたが、最近は家庭菜園を楽しむ人々からの支持も増えています。このため、電子書籍版の配信を開始することで、より多くの人々に農業の知識や技術を提供したいと考えています。
現代にタイムトラベルした侍雑誌
「現代農業」は、「現代」という言葉を象徴的に使っていますが、逆にいえば、タイムマシーンで江戸時代からタイムトラベルしてきた雑誌ということがいえます。本当の現代においては、残念ながら農業は、人口減、高齢化という波にもまれ、衰弱の一途をたどっています。しかしそこにタイムトラベルしてきた侍が、農業を立て直すという意味をもって、もしくは意味が後についてきた雑誌―それが「現代農業」に他なりません。
農業をやるならば、この本を読め、自身を持っていえる本が、まさにこの「現代農業」に他ならないのです。…いえる人が残念ながら少ないのが現実ですが|ェ・]y-~
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