農業者対象補助金に関して
なんというか、農業者は補助金に関しては、とても恵まれています。単純な理由としては、基本的に農業が儲からないからです。その一方で、農業は食を支えるという最も重要な産業でもあります。まあ、iPhoneがなくても死なないけれど、食べ物がないと死んじゃうからね。
さて、そういう理由と省庁としての縄張り争いもありつつ、農業者は、補助金という意味ではかなり守られています。簡単に言っても、通常の人がもらう補助金は、農業者は貰える、さらに農業者の補助金が別途あり、その採択率は通常のものより高い。
いや~、文句あるならば農業者になればいいというくらい、アファーマティブアクション(積極的格差是正措置)がされているということです。
でも待てよ、兼業農家はどうなの?という良い質問もあるでしょう。いやいや、僕らは透明ランナー、もともといないことになっているので、もちろん、いざ取得しようとすると基本的に受給できるのです。できない場合は、きちんと認定農業者のみ、あるいは新規認定農業者のみなどの限定があるから大丈夫(しかしながら兼業でも認定をとれるという罠)
今回は、そういう今までのいろいろな官庁や組織、そのどす黒い思惑が醸成され、さらにアウフヘーベンされた農業者の補助金に関して、堕天使農水官僚橋元剛さんに聞いてみました。