半農半X考察

この言葉があったからこそ、一つのメッセージとなり、多くの人に農に向かう勇気を与えたような気がしている。特に、2000年代農業の大規模化に向かう農政に対して強力なアンチテーゼだったネd[×・-・]b

しかしながら2003年に上梓されたこの内容は、重要さこそ全く変わらないが、定義の限界も見えてきたような気がしている。半農半Xの定義を「持続可能な農ある小さな暮らしをベースに、天与の才(得意なことや大好きなこと、使命、ライフワークなど)を活かし、社会的な仕事をし、問題解決すること」とされている。しかし世の中は、もっと普通の人が多く、その人たちも就農を望んだ時に、ここまで踏み込めるかというと難しいと思う。

例えて言うならば、太陽光は2012年度の固定買取制度以降急激な増加を示しているが、この理由は単純に電気を20年間高値で買い取ってくれるという単純な理由以外考えられない。もちろん、2011年まで微増を続けてきたが、法案可決後、圧倒的な量で増え続けている。

何がいいたいかというと2011年までは、主に善意や社会正義をもとに太陽光は導入されてきたが、2012年からは投資欲により導入されたということである。単純にいうと、人間には善意もあるが、欲もあり、後者の方が力があるということではないだろうか?

つまり半農半Xの限界は、どちらかというとこの善意をもとに成り立っていると感じることである。環境問題でも結局は、世界的な合意の上、排出権取引などの具体的な経済の中に入れ込んでいる点も鑑みたい。昭和30年代には、1300万人いた農業者が2030年には、50万人をきると推測されている中、善意の半農半Xだけではやはり心もとない。

単純に多くの三大都市圏民は、農業をやりたがっている訳だから、余り難しいことは言わず、本業に農を+(プラス)することで収益を上げ、生活を環境や生活的にも豊かにするメリットの方を僕は積極的に配信していきたい。農業すると本業以外に収益があがるし、いろいろなことができるよ、更には災害や食糧危機にも強い、子供たちにもよい環境を与えられるよということ〆[・ェ・×]b

しかしながら半農半Xの価値を貶めるつもりもない、この言葉を塩見さんが提唱してくれたおかげで、僕自身もいろいろと考える起点とさせて頂いているんだよなう
d[×・ェ・]y――┘~~

実は、塩見さんが勤めていたフェリシモの童話大賞で確か審査員奨励賞かなんかをとったことを思い出す、3万もらったヨσ[×´∀`]σ

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