ソトコトと僕と千葉煮餡
一度自分でじっくりと考察してみたいと思ったのだけれど、月刊誌「ソトコト」という雑誌があり、一応購読をしているヨ。大体の記事が、スローライフを中心とした晴耕雨読的な提案で、ほっこりとする記事構成が中心の雑誌。地方創生や町おこし、SDGsもよく特集している。
個人的には内容も好きだし、コンセプトもよいと思っているのだけれど、千葉煮餡の考え方とは違和感を感じている。それがどこにあるかということがこの考察なのだけれど、例えば「半農半X」との違いによく似ている。そもそも半農半X自体は、田舎ではもともとあったものに言葉を与えたもので、収入が少ない地方では、移住者が農業と他の仕事に従事するというのは普通の話だ。(しかしそこに定義づけたことに意味がある)
では何がいいたいかというと、都内の人たちは、ソトコトを読んで、このような人生を送りたいなあと思うことでは啓蒙しているのだけれど、アメリカ留学の体験記を読んで、留学生活に憧れるだけで実際にはほとんどの人が実行できないようなものだ。だいたい理想の特集であって、実際にどんどんと人を地方に呼ぶような話からは遠い。(もちろん、そこにも意義があるのだけれど、あえて違いを明確にする)
千葉煮餡のコンセプトでは、実際に就農の障害の除去や就農後の収益の拡大、そして損益通算による節税などの具体的な手法を授業化している。つまり本でいえば、実際旅行する人のためのガイドブックに近い、確かにガイドブックにはソトコト的記事は載っていないネ。夢想する人向けと実行する人向けの本の内容が変わってくるのは当然で、そこが大きな違いになっているのかと思う。
ソトコトにでてくる移住者は、SDGs的観点や自然農法などからのかわいげがある人たちが多いが、当校生徒はちょっと違うな。どちらかというと現実を踏まえて、夢想より先に実行することを優先させているように思う。ただし、立場が変われば正義が変わるように、どちらが正しい訳ではない。自分に向いたものを選べばいいのだよd[×・ェ・]/
実際に就農したい場合には、ソトコトではなく、ウチコトが必要なのだ。*ソトコトには別の意味があるようだが…。d[× ̄□]≪ 炎炎炎炎炎炎炎炎