週末農業の始め方

週末農業の考え方

約二年ほど、兼業農家に特化した学校を運営していて考えたことをまとめてみます。最近、いろいろなところで話しているのですが、専業農家と兼業農家は大きなカテゴリでは同じくしても、かなり違いがあると言えます。

個人的には相撲とプロレスくらいの大きな差があると言えるでしょう。格闘技というカテゴリでは同じでも、プロレスラーが相撲の練習をさせられてしまうのはちょっと違うのではないかと実感しています。しかもプロレスには寝技もあるd[ ̄ロ ̄lll]b

そのまま専業農家のやり方を真似する方法では、残念ながら兼業農家としての成功を果たすことができないと考えるのです。もちろん、ライフスタイルとしての就農であったり、収益は望まないというのであれば、どのような形式でもよいかもしれませんが、やはり長期間しっかりとやっていこうとすればするほど、十分な収益をあげることも必要になるのではないかと思います。

また具体的な差を言うと、兼業農家は本業があるため、週末祝日を中心にしか活動ができないこと、この結果かなり栽培物が限定されてしまいます。更に今後新規兼業就農者の多くは、二拠点生活をしている場合も多くのその距離の問題なども考えなければなりません。さらにいうならば、機械などの初期投資も十分ではない筈です。

では兼業農家で週末農家をどう成功するかを考えてみよう!

そもそも本業がある中での兼業農家としての活動は、成功の定義を設定すること自体が一つの挑戦です。しかし、副業としての一つの目標として月に10万円の収入を目指すことは、現実的でありながらも十分魅力的な目標と言えるでしょう。本業を持つ中での時間の制約は大きな課題ですが、土日祝日の約8日間を活用し、無理なく5日間を農業作業に充てることで、一日あたり2万円の収入を目指す計画は、着実な収益向上に繋がる可能性を秘めています。

この計画を実現するためには、高収益作物の選定や効率的な作業方法の確立、さらには直売所やオンライン販売といった販売チャネルの開拓が鍵となります。また、本業とのバランスを考慮しつつ、農業に関する知識や技術の向上にも努めることが、成功への道をより確かなものにします。

定年後に専業農家へと移行する可能性を考えると、この期間は貴重な準備期間とも言えます。そのため、兼業期間中に培った経験やノウハウ、そして顧客との関係構築は、将来的な農業活動の礎となり得ます。このように、兼業農家としての活動は、将来の農業生活に向けた大切なステップであり、副業としての収入だけでなく、農業というライフスタイルへの深い理解と準備を進める貴重な機会でもあるのです。

基本的には小収穫、中収益の栽培物を考えてみる。

現在、この条件に適合する可能性があるものとして、ポップコーンと華麗米、ピザ具材野菜を生産途上にあります。例えば、今年のポップコーンは実験中ではありますが、近い将来生産したものをできれば道の駅で売りたいと考えています。一個あたりの単価を500円と仮定し、一日あたりの販売個数を100個と想定すると日50000円の売上となり、手数料15%を差し引いても、日47500円の売上となります。土日営業は、千葉に来る人たちは、週末に偏るので、むしろ商売上都合のよい日程にもなりますね。ちなみに、ポップコーン機械は一日レンタルも可能ですし、購入しても14万円程度です。

その他、日本カレー専用の米や農家レストランで利用するピザ具材なども同じような発想で、量よりも提供した時点の付加価値、いわゆる6次産業化でのローリスク、ミドルリターンの栽培を考えていくのです。このような発想が、兼業農家において、週末農業だけで収益をあげる方法になると思います。

里山年金とは?

ここまでは、栽培を通じての収益性を高めるためにはどうするかということを考えてきましたが、農業のみならず、田舎と二拠点を行う、移住することで様々な里山の資源を活用することができるようになります。それを僕は「里山年金」と呼ぶようになりました。

では、この里山年金を具体的にいうと、例えば拠点を田舎におけば、竹林でのタケノコの収穫を得ることができます。放置竹林は、至る所にあり、就農していると竹林を利用してもよいという機会がいくらでもあります。その竹林からタケノコを早朝収穫し、道の駅で販売すると年60万円程度の収益をあげることができます。これは違う地域の二か所の農家の方より聞きましたので、確実だと思います。

その他、農地を活用する農家レストランや観光農園・体験農園、ドローンの活用、道の駅的自販機、日本ミツバチの養蜂、肉牛放牧など様々な農業に関するものから、田舎にいることにより、得られる各種収益があります。このような昔からある里山における様々な資源を活用し、マネタイズを目指していくことができるのです。

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