粗放管理に支援拡充「構想」策定、試行 最大1000万円 農水省、23年度
よもや、日本農業新聞をここまで読み込むことになるとは、10年前には想像もつかないことであったが、いまは毎日読み込んでいるよ|ェ・]y-~
とにかく情報が早く、そのまま農業に特化しているので、ここに勝る農業新聞はないと思います。
さて、今回は粗放管理ということなのだけれど、いわゆる耕作放棄地を解消するためには、あまり手間のかかる作物は育てづらく、省力で栽培できるものが重要であるという判断に農水省が切り替えたということなのでしょう。最近は、還せる放棄地は、山に還すという大英断をとっているので、この判断はしごくまっとうなものです。
そもそも耕作放棄地になりやすい農地というのは、山間や地型が悪く、集団栽培に適していないというマイナス点があるわけだから、このように本質的な解決をはかることは正しい。
兼業農家的に何が影響するかというと、当然手間がかからないということに関しては向いている訳だから、省力栽培に助成がでるということはとてもありがたいよね。実際中山間部と言われる地域での農業は、仮に粗放栽培になったとしても高齢化により引き受けてがいない現実がある訳だから、そこに蜜源や放牧などを行うことにより、放棄地の解消をはかり、獣害などの問題を解決することになるでしょう。
またその前の記事でも兼業農家に画期的に施策がでてきています。「農地受け手補助拡充「目標地図」特定で600万円農水省、23年度」というものです。この補助開始も兼業農家には画期的なものになると思います。元々、半農半Xや二拠点居住の推進が閣議決定されている中で、実際に政策に落とし込まれるのは、二年後ということなのでしょうが、舵は切られたという感じしているね〆[・ェ・×]b
来年4月には農地取得の下限面積が廃止となり、一つの大きな壁が崩れるので、兼業就農はしやすくなるのだけれど、作物研究、機械共有、省力化、6次化、IT化などは当然必要で、それがなければ、規模の小さな時間のない栽培農家だから儲かる筈はありません。その点を、今後も当校がブーストしていきたいと考えてます。