農林業センサス*

(米)センサスとは大規模での全数調査を意味する言葉。

農林業センサスは、とても重要なことなので、少しここで語っておきます。農水省では、5年ごとに農業、林業に関する大規模な調査を行っているのだね。

この数値を見るとおおよその農業がどのような傾向に進んでいるかということがよくわかります。記事でも下記のような形式で公開となる。

基幹的農業従事者数は、136万3000人で5年前と比べ39万4000人減った。役員・構成員は8万1000人で同2万3000人減った。高齢化に伴う離農が響いた。常雇いは15万7000人で同6万3000人減少。統計が残る05年以降、右肩上がりで増えていたが、初めて減少に転じた。同省は、雇用する側が高齢化で経営縮小・廃業した影響が大きいと分析する。

我らが日本農業新聞様もよく引用なさいます。

さて、これをどうやって使うかというと兼業農家の立場では、それほど使いようがないかな?それよりは、日本農業新聞を購読して分析を読んだ方がよいね。しかしながら、もし専業になろうと考えた時、例えばやりたい市場がどういう傾向で進んでいるかを読むことができる。

例えば、僕はいちごの観光農園を企画しているのだけれど、いちご農家自体は増えているのか?なんてことは読み解けるよね。ただシェイクスピアを原文で読むというのが難しいように、統計データーだけで自分に役立つものを見つけるのはとても難しい。ただ各市町村の農業者人口などはでてくるので、それは参考になるかな?