10年かけて、6000時間働いて470万の収入という残酷さ。
農業経営(将来の農業経営をイメージしよう)🙄
たまたまきゅうり農家を調べていて、長崎県の野菜収穫のシミュレーションを見つけたので検討🏃💨
5年目まで収入に次世代資金(年150万)が前提の計算で、4年目にはいきなりそれを入れても収益は、なんと170万円、しかもここから労働時間は6000時間となる。6000時間といえば、365日で割っても一日16.4時間も働くことになる😅
これは何の計算なのだろう?まさに机上の空論?バイトするにもバイトに行く時間もない。「将来の農業経営をイメージしよう」と言われても、夫婦二人でも年一日8時間になったとしても収入は170万。しかも投資額は、4000万に至る。長崎県おそるべし。
正直といえば正直なのだけれど、やはり農業試算を継承するような形でしか、生活はできないのではないかと思います。移住フェアに行くと、田舎の純真な公僕の人たちが一生懸命シミュレーションして、都会の人に手渡して来て欲しいという気持ちはすごくわかるのだが、やはり10年後に夫婦二人で365日8時間働きづめで470万かあと思うとかなり苦しいというか無理。
農業は、上がりのない双六か?
上記の収益データーを見るともはや聖職に近く、世の中の人にキュウリを届けんばかりに自分や家族の身を犠牲に奉仕の気持だけでやっているかのように思えてしまう。この収入で、今の都会の生活や収入を捨て、地方に来いというには、余りに厳しい選択にもなるかと思える。
当たり前の話でもあるが、農業は誰かの義務的にやることではない、人間は基本的に自分自身で食べるものを作るべきであるのだが、近代、分業が進み、職種が分かれたとはいえ、きゅうりだけを膨大な投資を行い、しかも収入は少ないということでやりたい人がいるのだろうか?
最近の米不足で、値段が高いといわれている米も、そもそも米農家の献身的努力により成り立ってきた価格であって、むしろ今の方が適正価格ではないかと思える。食料危機が来るかどうかはわからないが、改めてソビエト崩壊の際にロシアの人たちがダーチャでそれを乗り切ったように自分自身で食料を作るスキルが必要だと思う。