青木流 野菜のシンプル栽培 ムダを省いて手取りが増える
青木流 野菜のシンプル栽培 ムダを省いて手取りが増える
この本で新たな農業の方法論について多くを学ぶことができました。この書籍は、不耕起栽培から始まり、無農薬での野菜作り、直売所での販売戦略、そして野菜のミニサイズ出荷に至るまで、実践的な内容を網羅しています。特に不耕起栽培については、土を耕さずに作物を育てる方法として、土壌の健康を維持し、水分保持や有機物の循環を良くすることで、地球に優しい農業を実現できるという点が印象的でした。
直売所での野菜作りの章では、生産者と消費者が直接交流できる場の重要性が強調されており、どのようにしてより良い野菜を消費者に届けることができるか、その方法論が丁寧に解説されています。さらに、青木さんが次回、学校で講師として講演をされる予定のため直接伺えることを大変楽しみにしております。
農業に少しでも興味がある方には、是非お読みいただきたい一冊です。青木流の栽培法は、これからの農業に新しい可能性を提示してくれること間違いなしです。
本の概要
元肥も耕耘も堆肥も農薬もハウスの暖房も出荷規格も不要。所得10倍のブロッコリー・カリフラワー、7倍のキャベツ・ハクサイ、2倍のスイートコーンなど、小さな経営で手取りを増やす着眼点、発想転換で稼ぐ野菜作り。
肥料は作物が必要なときにやれば元肥不要、水はけ・水もちのよい土にするには耕耘不要、畑にある作物や雑草を活かせば堆肥不要、病害虫は生態を見極めて防げば農薬不要、冬のハウスは夕方かん水で暖房不要、お客さんのニーズをとらえて規格不要など、小さな経営で手取りを増やす着眼点。1穴2本植えで所得10倍のブロッコリー・カリフラワー、密植・ミニサイズ出荷で所得7倍のキャベツ・ハクサイ、早出しで売り上げが2倍のスイートコーン、時期外れ播きと分枝どりで高値・多収のツルマメ類など、発想転換で稼ぐ野菜作りの数々を紹介。
