オリーブ栽培コースを検討中

当校も5期目を迎え、その間、どのような作物が一番兼業に向いているかということを検討して来た。もちろん、たくさんあると思うだが、とりあえず兼業農家としての高収益栽培を目指して、第一段目作物としてオリーブを上げたい。

オリーブが兼業農家に向く理由

  1. 初期投資額が抑えられる
  2. 収益化まで長期間(5年以上)
  3. 作業が楽(防草シート、ポット利用)
  4. 土壌を選ばない
  5. 機械不要(除草効果利用の場合)

収益化に長期間かかるというのは一見、メリットではないように思えるが、だからこそ本業を持つ兼業農家の強みが生かされる。つまりすぐに収益をあげる必要がある専業農家には不向き。

特に兼業農家用にオリーブ栽培をカスタマイズするとパレット等で底上げした上でポット栽培での下部防草シート張りで、潅水システム利用により、各種作業を圧倒的に低減させることができる。管理が容易になるということだね|ェ・]y-~

パレットを敷いて、その上にポットであれば、田んぼでも可能で、土壌を畑にする必要もない。

収益化と販売先の問題

収益化イメージとして約50万円を投資し、苗を100本植え、途中肥料や資材は必要だけれど、5年後から年100万円を収益化となります。

販売先は既に抑えてあり、それはセーフティネットとして捉え、別途5年間生徒で、更に高く買ってくれる先を見つけるという工夫は必要。葉や成長させた苗も売れる。

また二拠点生活の兼業農家にとって、長い期間では栽培場所を変更せざる得ない局面も訪れる、その際にもポット故に拠点を変えやすいという利点もある。

ポット栽培のデメリット

デメリットは、地植えより大きくなりづらいという点が指摘されているが、逆に地点土壌による偏りや大型台風からの回避というメリットもあり、一概にデメリットとも言えない。

個人的な感想でいえば、地植えは偏差値70~30のような優等生、劣等生を混在させるが、ポット栽培は、45~55のような平均的な結果になるのではないかと思っている。

認定新規就農者の取得可能性

また収益の見込みが立てやすく、栽培労力を徹底的に軽減することにより、収支計画をきちんと作って、認定新規就農者の申請をすることもできるので、兼業農家故の長期計画に基づいた収益の上がる農家を目指すことも可能である。

とりあえず50本買って、学校圃場にて実証を開始するので、生徒が修了後すぐにオリーブ栽培をはじめられるような仕組みを作っていきたいd[屮・Д・]屮

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