農家、農業には種類がある、兼業農家、主業農家その他を解説

農家の種類とその定義について

農業というと、一般的には「農家」という一つのカテゴリーで考えがちですが、実は農家にもさまざまな種類が存在します。それぞれの種類には、特定の基準や条件があり、それぞれの特徴や役割が異なります。以下に、各農家の種類とその定義をまとめてみました。

農家
  • 経営耕地面積が10a以上の農業を営む世帯
  • または、農産物販売金額が年間15万円以上ある世帯
販売農家
  • 経営耕地面積30a以上
  • または、農産物販売金額が年間50万円以上の農家
主業農家
  • 農業所得が主で、農家所得の50%以上が農業所得
  • 1年間に60日以上自営農業に従事し、65歳未満の世帯員がいる
準主業農家
  • 農外所得が主で、農家所得の50%未満が農業所得
  • 1年間に60日以上自営農業に従事し、65歳未満の世帯員がいる
副業的農家
  • 1年間に60日以上自営農業に従事する65歳未満の世帯員がいない農家
  • 主業農家及び準主業農家以外の農家
専業農家
  • 世帯員の中に兼業従事者が1人もいない農家
兼業農家
  • 世帯員の中に兼業従事者が1人以上いる農家
第1種兼業農家
  • 農業所得の方が兼業所得よりも多い兼業農家
第2種兼業農家
  • 兼業所得の方が農業所得よりも多い兼業農家

これらの定義を理解することで、農業の現場や農家の実態をより深く知ることができます。農業に関わる方々はもちろん、一般の方々にも、農業の多様性やその背景を知っていただきたいと思います。