市民農園を耕すのと兼業農家何が違うのか?

土に触れるという意味では、どちらも同じだよね。ただ前者は農業者資格がない訳だから、土地所有の自由度がなく、拡げたくとも拡げようがないね。後販売する資格も同じではない、最近少しは緩くなったけれど、生産物は自分が消費するというのが原則になります。なので、これはまさに実益を兼ねた趣味と言えるね。

さて、本業農+という形式での兼業農家では、当然生産物を販売することができ、なおかつ土地を新たに所有できる、農家なので農家住宅を建てることもできるでしょう。いわゆる農家特権と言われるものを得ることができる点が大きな違いでしょうか?あと、すぐには取れなくても認定をとることもできるんで、融資制度や補助金なども受けることができる。やはり兼業でもプロはプロということになるだろうか?

またライフスタイルを考えた場合、市民農園を耕す立場では、移住・引っ越しなどを考えないだろうから、その点も大きく違うかな?

個人的には、単なる兼業農家ではなく、農+の部分を強調する当校にとっては、6次産業化に農業者資格は必須、だからこそ、兼業でもいいから農家になろうと主張しています。そもそも市民農園活用者でも、どうせ農地が余っているのだから、わけて欲しいと思っても農地法の縛りがあるから、それは難しい。また後者は、市民農園自体を開設できるという利点もあるね。

農家レストラン、農泊なんかも従者の立場には、なれるけれど、やはり責任者としてやった方が収益もあるに決まっていると思うのです。

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花卉園芸新聞掲載