図解でよくわかる 農業と節税のきほん: 今より確実に手取りを増やす

図解でよくわかる 農業と節税のきほん:今より確実に手取りを増やす

農業を始めたばかりの方、あるいは兼業農家として経営をより安定させたいと考える方に、ぜひ手に取ってもらいたいのがこの一冊です。「農業と節税のきほん」は、農業経営に関する税務の基本を丁寧に解説しながら、「手取りを増やす」というとても実践的な視点を持った、まさに“農業者のバイブル”とも言える内容でした。

特に印象に残ったのは、農業法人に関する制度が丁寧に説明されていたことです。農業関係の本は多くありますが、税金や法制度にしっかり踏み込んだ内容は意外と少なく、これほどわかりやすく体系的に書かれている本は貴重です。農業法人と個人事業主の違いや、どのような場面で法人化を検討すべきか、その判断材料となる情報が具体的に示されており、将来的な農業のかたちを考える上でもとても参考になりました。

また、節税に関する解説も実に明快で、素人にもとっつきやすい構成でした。青色申告や経費の考え方、家族への給与の支払い方など、「知っているか知らないか」で大きく手取りに差が出るポイントが多く紹介されています。とくに兼業農家や小規模農家にとっては、こうした知識の有無が経営を大きく左右します。

農業を始めたばかりの方は、「とりあえず作って売る」ことに一生懸命になりがちですが、実は制度や税金の知識が経営の基盤を支えてくれます。だからこそ、本書は一度読んで終わりではなく、何度も手に取りたい参考書的な一冊です。

チバニアン兼業農学校でも、税金や経理に関する講座のニーズは年々高まっており、今後はこうした実務に直結する書籍や教材をもっと積極的に取り入れていきたいと感じました。

農業を本気で仕事にしたい方、自分の時間とお金を上手に使っていきたい方には、この本は必携です。「畑も大事、帳簿も大事」、そんな基本に気づかせてくれる、頼もしい一冊でした。

本の概要

農業経営において、知っていると得するお金に関する情報、節税対策など、個人農家から生産法人まで使える実践的な対策をわかりやすく解説します。就農する、あるいは農業法人を設立する時に、お金や税金に関して知っておくべきこと、運営の基礎知識税金のメリットデメリット、農業年金、農地の売却・相続方法、雇用方法で税金対策、損をしないための消費税対策、2023年秋に導入されるインボイス制度への対応など、営農経営に役立つお金&節税方法が満載です。

目次


 第1章 農業法人を設立することで何ができるのか
 農業法人を設立するときに知っておくべき基礎知識
 農業法人を運営するときに税金で得する基礎知識
 農業経営で生命保険を活用し税金で得する基礎知識

 第2章 個人事業主を続けることで何ができるのか
 個人事業主を続けるときに、税金で得をする基礎知識

 第3章 農業の事業承継をすることで何ができるのか
 農業を事業承継するときに、税金で得をする基礎知識

 第4章 消費税とインボイス制度を理解することで何ができるのか
 農業で消費税の支払い損をしないための基礎知識

著者:青木寿幸

静岡県静岡市出身、公認会計士・税理士・行政書士、株式会社日本中央研修会代表取締役/日本中央税理士法人代表社員、大学在学中に公認会計士二次試験に合格する。

卒業後、アーサー・アンダーセン会計事務所において、大手製造業会社や金融機関の管理会計を導入し、業績改善を支援する。その後、モルガン・スタンレー証券会社東京支店、本郷会計事務所において、企業再生の支援、M&Aのアドバイザリー業務、相続税や事業承継対策の提案、ファンドの組成、個人資産の運用のアドバイスを行う。

平成14年1月に独立し、株式会社日本中央研修会と日本中央税理士法人を設立して代表となり、現在に至る。現在では会計・税務のコンサルティングだけではなく、セミナーの開催や執筆活動にも力を入れて、活動している。

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