兼業就農を始める7つのステップ

7つのステップを考えてみました。

ふるさと回帰支援センターの資料を参考に、兼業就農のステップを整理しました。当校は来年で開校5年目を迎えます。この間、兼業就農に特化して取り組んできた意義は非常に大きく、独自の進化を遂げてきたと自信を持って言えます。

兼業就農は、多くの人が想像するよりずっと始めやすく、人生を豊かにしてくれる選択です。専業就農や地方移住のように、転職や大きな引っ越しを伴う必要はありません。二拠点生活を取り入れれば、里山にある多様な資源を活かし、副収入や新たな生きがい、仲間づくりにもつながっていきます。

学校を立ち上げた当初、「兼業就農を増やす」という目的は社会の常識から外れていると見られ、冷ややかな反応も少なくありませんでした。しかし現在では、就農者は280名を超え、その価値が着実に評価され始めていることを実感しています。政府は農家人口の減少を課題として掲げていますが、移住には「関係人口」という柔軟さがある一方で、農業では未だに「専業」が前提となっているのが現状です。

本来、多くの人は農業に興味があり、専業農家になることも決して拒絶しているわけではありません。ただし、収入や家族、生活の状況を考えれば、一気に専業へ踏み出すのは難しいのが当然です。その間に、もっと緩やかに、誰でも参加できる段階として「兼業就農」が存在していいはずです。そしてまさにそれこそが、チバニアン兼業農学校の存在意義であると考えています。

兼業就農を始める7つのステップ

STEP01:兼業就農の目的を明確にする

まず考えるべきは「なぜ、農を暮らしに取り入れたいのか」です。いきなり移住や独立を目指す必要はありません。

  • 食の安全を自分で確保したい
  • 将来の不安に備えて、もう一本の軸を持ちたい
  • 定年後を見据えて、今から農に慣れておきたい
  • 定年後に、農業で収益をあげたい

「誰と」「いつまでに」「どの程度の農業を」「どんな暮らしの延長でやりたいか」を言語化することで、無理のない兼業就農像が見えてきます。ここで注意したいのは、今の仕事をやめないまま、どうやって続けるかが重要です。また近視眼的に考えるのではなく、大局観をもって就農を考えることで、ほぼリスクをなくすことも可能です。専業農家との違いも踏まえて、リスク無しで就農をするためには、兼業就農一択であることがわかると思います。

STEP02:家族パートナーと方向性を共有する

兼業就農は、生活時間や休日の使い方に少なからず影響します。だからこそ、早い段階で家族やパートナーと話しておくことが重要です。

  • 毎週どのくらい農地に行くのか
  • 家族は手伝ってくれるか
  • 将来的に規模を広げる可能性はあるのか
  • 収益目的か、半自給か
  • 二拠点か、移住か

チバニアン兼業農学校では、「今の仕事を続けながらできる形」を前提に設計しているため、現実的な話し合いがしやすくなります。

STEP03:兼業就農の条件を整理する

次に、兼業就農に必要な条件を整理します。ポイントは「理想」よりも「続けられる条件」を重視することです。

  • 自宅から片道90分以内
  • 土日中心で作業できる
  • 初期投資は抑えたい
  • 売上は月数万円からでOK

こうした条件を明確にすると、農地選びや作目選定が一気に現実的になります。

STEP04:該当地の兼業就農情報を集める

多くの地域では、個人でゼロから情報収集するのは難しいのが実情です。農地情報、農業委員会対応、制度の壁など、表に出てこない情報が多くあります。

チバニアン兼業農学校では、

  • 実際に使える農地
  • 農地の探し方
  • 兼業で成立した事例
  • 失敗しやすいポイント

を前提に情報を提供しているため、遠回りせずに検討を進められます。

STEP05:実際の農地現場を体験する

机上の検討だけでは、兼業就農は判断できません。重要なのは「自分の生活リズムに、この農が本当に入るか」を体感することです。

  • 平日の仕事後に通えるか
  • 夏場の作業負荷はどうか
  • 一人作業が現実的か

チバニアン兼業農学校では、実習や現場体験を通じて、続けられるかどうかの見極めができます。

STEP06:仕事お金制度の準備をする

兼業就農は、準備次第でリスクを大きく下げられます。

  • 会社員を続けたままでの収益設計
  • 初期投資を抑える方法
  • 補助金や制度の現実的な使い方
  • 確定申告や副業ルールの整理

「農業で食べていく」ではなく、「暮らしを強くするための農業」として設計するのがポイントです。

STEP07:兼業就農をスタートする

準備が整えば、いよいよ実践です。最初から完璧を目指す必要はありません。

  • 小さく始める
  • 失敗しながら学ぶ
  • 仲間と情報を共有する

チバニアン兼業農学校には、同じ立場の仲間と先行事例があります。一人で抱え込まず、コミュニティを使いながら、自分なりの兼業就農スタイルを確立していきましょう。

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