新規就農の補助新設 全額国費交付も用意 農水省

今日付けの日本農業新聞の記事だが、新規就農者の補助をどこが出すかということで、政策的に揺れているようだね。しかし専業農家だけを支援する政策というものは、当然だと思いながらも数が確保できないという問題をはらんでいる気がするヨd[×・-・]b

千葉の長生郡の専業兼業比率は、1:9らしい。この数値は全国的にもそれほど変わるまい。その1の専業農家だけを募集するということなのだから、なかなか集客も難しい。人間は、何かを決定する際に様々な要因があるが、生計をたてるというのは、やはり第一の要因となる。

メディアは、一部の成功者を喧伝するが、実際に自分がどうなるかは新規就農者アンケートなどで平均値を見る方がリアルなはずだ。しかし面白いのは、兼業就農はそのリアルだけを一つ一つ積み上げていくので、過度な投資などしない限り、失敗はありえない。そして小さな面積かもしれないが、日本中の耕作放棄地の中から数反が引かれていく。そこで農業の担い手の裾野ができてくる、これがないから、相当なリスクを背負って飛び込まないとならない業界になってしまっているんだなう。