兼業就農という未開の荒野

今日、日本農業実践学園の籾山園長と来週の講座を話していたところ、耕作放棄地解消を実際にやろうという話となった。午前中は、茂原市にある耕作放棄地と農地の土壌診断、午後からは具体的に睦沢町にある農地で授業及び農作業を行う予定だd[×´з`]b

ここで面白いなあと思ったのは、専業就農を中心とする日本農業実践学園では、耕作放棄地対象の授業がないらしい。しかしこれは不手際ではなく、当たり前の話で農業人口が減少し、耕作放棄地が拡大する昨今、優良農地を探すことはそれほど難しくない。わざわざ、放棄地を探して草刈りや暗渠排水をする必要がないということなのだd[×゚д゚]ハッ!

もちろん、兼業農家にとっても優良農地がよいには決まっているが、地域感情と時間や資金に余裕があり、仲間がいれば、多少解消に時間がかかってもよいし、農業委員会や地位にも受けが良い。むしろ山間などの僻地で、近隣田畑に迷惑をかけないでよいということもある。賃料などの値段も安い。

つまり同じ就農でも専業と兼業を選ぶかによって、これだけいろいろと違う。上記のこともあって、兼業農家はむしろ耕作放棄地ラバーではないかと思う。籾山園長にとっても実は、はじめての試みという点も面白い。もともと国内の兼業就農専門の学校がないから、誰も気づくことがなかったのかもしれないが、はじめて数日でこのような違いがでてきた。確かに栽培技術も大事だが、乳母日傘の市民農園とは違い、草だらけで水はけの悪い農地からはじめることを思えば、むしろ畑のレストアのようで、とても面白いヨσ[×´∀`]σ

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