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長生き地獄にならないための老後のお金大全

長生き地獄にならないための老後のお金大全

この本は、経済評論家の森永卓郎さんが、老後のお金について非常にわかりやすく解説している本です。特に、老後の不安を抱えている方や、これから老後の計画を立てる人には、参考になる内容が豊富に詰まっています。
森永さんは、今の日本が停滞していく中で、私たちがどのように老後を考えるべきか、トカイナカ(都市と田舎の中間)での生活を含め、現実的な視点からアドバイスをしています。年金制度の仕組みや、ふるさと納税、基礎控除といった具体的なお金の話も丁寧に説明されており、専門知識がなくても理解しやすいです。
当校も森永さんの提唱するトカイナカ生活の考え方をベースに開校した経緯もあるので、その点では、老後生活を小さなリスクで大きく変えることができると考えています。
また、癌にり患されているとのことですが、森永さんの長寿を願わずにはいられません。唯一の気になる点は、森永さんがマイル取得にJALを選んでいることで、僕のようなANA派には少し残念ですが、全体的に読む価値のある一冊です。
本の概要
「人生100年時代」と言われる昨今。65歳まで働いたとしても残りの人生は長い。「老後資金に2000万円が必要」というニュースが話題になったが、長生きをすることで老後資金が底をつき、マネープラン、そして老後の人生プランが狂ってしまうことは十分に考えられる。
そこで、本書では、老後のお金にまつわる様々なテーマを取り上げ、図解を用いながら分かりやすく解説。2000万円あれば大丈夫なのか?もっと必要なのか?持ち家がなければだめなのか?など、老後の暮らしの不安・疑問に答える。「老後2000万円不足」問題の間違いを正し、本当の老後プランの極意を伝授する。老後にまつわるお金の基本的な知識はもちろん、老後のマネープランの壁となるであろう問題点を取り上げる。雇用、住居、相続、健康などの面からも老後のお金プランを考える一冊。
著者略歴・森永卓郎
1957年7月12日生まれ。東京都出身。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。主な著書に『なぜ日本だけが成長できないのか』『消費税は下げられる!』『雇用破壊』『親子ゼニ問答(森永康平氏との共著)』(いずれも角川新書)など。『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)では、“年収300万円時代”の到来をいち早く予測した。執筆のほか、テレビやラジオ、雑誌、講演などでも活躍中。