猪、キョン解体講座

猪、キョン解体講座

2025年1月26日、首都圏各地から16名の参加者が集まり、初めての猪とキョンの解体講座が開催されました。この講座は、生徒からの強い要望により実現したもので、少し特殊な内容であるため、有料での開催となりました。提供されたのは、2頭の猪と1頭のキョン。多くの参加者にとって、解体作業は初めての経験でしたが、講師の丁寧な指導のもと、解体の基本を学びました。

近年、農作物への獣害は深刻な問題となっており、これから農業を始める人々にとっても避けて通れない課題です。特に、猪やキョンによる被害は大きく、適切な対策と理解が求められています。解体技術を身につけることで、捕獲した獣を無駄にせず、有効活用することが可能となります。

解体の手順

解体の手順としては、まず血抜きを行い、その後、内臓の処理、皮剥ぎ、そして各部位への解体と進めていきます。初心者にとっては難しく感じるかもしれませんが、基本的な流れを理解することで、徐々に習得が可能です。例えば、猪の解体では、適切な血抜きが肉の品質を左右します。心臓がまだ動いているうちに動脈を切断し、血を抜くことで、肉の臭みを抑えることができます。

キョンは、千葉県房総半島で野生化している外来種の小型の鹿で、農作物への被害が報告されています。そのため、キョンの適切な管理と有効活用が求められています。

講座の終了後、参加者の中には解体した肉を持ち帰り、自己責任で調理に挑戦した方もいました。カレーやベーコンなど、家庭で楽しめる料理に加工し、ジビエの魅力を実感されたようです。ジビエ料理は、適切に処理された肉を使用することで、安全に美味しく楽しむことができます。

講座のご案内

このような講座を通じて、農業従事者や一般の方々が獣害対策やジビエの有効活用について理解を深めることは非常に重要です。今後も、参加者のニーズに応じて、新たな講義やワークショップを企画・開催していく予定です。興味のある方は、ぜひ次回の講座にご参加ください。

解体作業は初めての方には難しく感じられるかもしれませんが、専門家の指導のもとで学ぶことで、安全かつ効果的に技術を習得することができます。また、解体した肉を自宅で調理する際には、十分に加熱するなどの衛生管理を徹底し、安全に美味しくジビエ料理を楽しんでください。

ジビエの解体や調理に興味を持たれた方は、専門の講座やワークショップに参加することで、より深い知識と技術を身につけることができます。ぜひ、次回の講座でお会いしましょう。

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